Laravel Herd で環境構築をしたいんだけど、どうすれば環境構築が出来るのかな?
今回は PHP言語 のフレームワーク Laravel の 環境構築ツール Laravel Herd を使った環境構築について取り上げてみたい思います。
Laravel Herdとは
Laravel Herd とは、macOSやWindows上で簡単にLaravelの開発環境を構築できるツール のことで、PHP, nginx, nodeなどLaravel開発に必要なソフトウェアを自動でインストール してくれます。
そして Laravel Herd の開発環境が完了すると、「http://プロジェクト名.test/」でサイトにアクセスすることが可能です。
またLaravel Sail や XAMPP(Windows) / MAMP(Mac) 、Laravel Valet 等からの簡単な移行ガイドもあるみたいです。
ただ Laravel Herd は、SQLiteのデータベースであれば無料で利用することができる のですが、他のデータベース(MySQL, MariaDB, PostgreSQL, SQL Server など)を選択する場合は、年間99ドルのHerd Proのライセンスの購入 が必要になります。
それでは今回、Laravel Herd を使ってLaravelアプリケーションを表示するところまで試してみたいと思います。
必須条件
Mac: MacOS 12.0 以上
Windows: Windows 10 以上
1. Laravel Herdをダウンロード
Laravel Herd の下記URLの mac版 or windows版 にアクセスし、画面に表示されている「Download for MacOS」 or 「Download for Windows」ボタンをクリックし、ダウンロードします。
mac版:
windows版:

2. Laravel Herdの起動と環境構築
Laravel Herdを起動する
1.でダウンロードした Laravel Herd のファイルを開き、下記の画像のような表示が出てくるので、左の Herd のアイコンを右の「Applications」フォルダにドラッグ&ドロップしてください。

「Applications」フォルダから「Herd.app」のアイコンをクリックし、下記のような警告が出ますが「開く」を選択してください。

環境構築
Welcome ページ内の「Continue」ボタンを押して、環境構築を始めていきましょう。

Choose Your Site Folder ページで自分のサイトをどこのフォルダに作るか聞いてくるので、今回はデフォルトの格納場所に作成する為、「Use default folder」をクリック。
※ 任意の場所に作成したい場合は、「Choose cusom folder」をクリックし、任意のフォルダを選択してください。

PHP がインストールされますので、画面が切り替わるまでお待ちください。

「install NVM」をクリック

下記画面のように有料版のHerd Proのライセンスキーの入力画面が表示されますが、今回は無料で利用したい為、「Skip for now」をクリック

「Let’s get started」をクリックして、Laravel Herd を起動します。
※Macを起動する際に Laravel Herd も起動した場合は「Launch Herd on system startup」にチェックを入れてください。

Macだと右上に起動されている「H」(Herd)のアイコンをクリックし、「Create New Site」をクリック

今回は新規で作成する為、「New Laravel Project」 をクリック
※既存のLaravel Projectを追加する場合は、「Link existing project」をクリック

今回は Laravel のサイトを作成して表示するところまでなので、「No Starter kit」をクリック

今回は「example-laravel-app」というプロジェクト名で作成してますが、お好みで名前を変更してください。また Testing Framework や Git repository も作成してくれるみたいですが、今回はデフォルトの設定のままで作成したいと思います。

インストールが開始されますので、お待ちください。また「Installer Output」をクリックするとインストール状況を見ることができます。

インストールが終わると下記の画面が表示されるので、「Open in Browser」をクリック

ブラウザが立ち上がり「http://プロジェクト名.test/」で下記のような画面が表示されれば完了です。

管理画面の「Sites」にプロジェクト名が追加されています

Laravel プロジェクトコードの格納場所
新規にLaravel Herd で作成された Laravel プロジェクトコードの格納場所は、下記の通りになっています。※ 任意の場所に作成した場合は、任意の格納場所になります。
Mac版
/Users/ユーザー名/Herd/プロジェクト名
Windows版
C:\Users\ユーザ名\Herd\プロジェクト名
まとめ
Laravel Herd での環境構築はいかがだったでしょうか?
MySQL, MariaDB, PostgreSQLなどのデータベースで環境構築ができないのは残念ですが、SQLiteでサクッと Laravel で環境構築ができて、すぐにコードを確認したいって時には向いていると思うので、ぜひ試してみてください。

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